縄文の手形・足形~変わらぬ古代からの母の思い~

はるか一万年前の縄文時代頃より、人々は粘土を焼いて、焼き物を作っていました。

 焼き物の始まりは、たき火の後、周りの土が固くなっていたことが始まりとも言われていて、より適した粘土を探しながら、土鍋のような調理用のものや、土偶やはにわなどのような祈りの表現の焼き物が作られてきたのでしょう。

 その中で、青森県の遺跡から、生まれて間もないくらいの本当に小さなかわいらしい子どもの手形・足形が土器に残っています。細い穴があけられていて、土器の重りか何かに使われていたと考えられています。一説には土器作りは女性が担当していたということもあり、お母さんが小さな子どもをあやしながら土器作りをしていて、その時、粘土に愛しい我が子の手や足の形を押して残しておこうと思いついたのでしょう。

 やわらかい指の感触や、指紋まで写っていそうな様子です。まさに劣化しない陶器のおかげで、お母さんの愛情そのものがタイムスリップして伝わってくるような感じです。

 陶芸作品は作り手やその時の様子がそのまま写る、貴重なタイムカプセルのようなものだと思います。幼稚園の作品展の、なかよしランドさん、つくし組さんの手形・足形、とんぼ組さんの葉っぱのプリントのお皿、ほし組さんの表札、どれもその時にしか作れないもの、素朴さや元気さが後々まで伝わっていけば、嬉しく思います。

 末筆ながら、祖父母参観、ご参加ありがとうございました。さあさあ、これからが孫育ての本番です。便利すぎる携帯やコンビニに惑わされぬ日本人の手づくり文化を伝えていきましょう。

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